400年前と同じ方法で、今日も染めています。
化学薬品ゼロ。微生物の力だけで生まれる色。
あなたが最後に「手触り」を感じたのは、いつですか?
ボタンひとつで届く服。
流行が過ぎたら、捨てる。
便利だけど、どこか味気ない。
昔の人は違いました。
自然の中に色を見つけ、
時間をかけて布を染め、
修理しながら、何年も使い続けた。
それは「不便」ではなく、
共に生きる知恵でした。
JAPAN BLUE
数ある自然の色の中で、
日本人が最も愛したのは「藍」でした。
1200年以上、この島国で染め続けられてきた青。
江戸時代には「ジャパン・ブルー」と呼ばれ、
世界を魅了しました。
甕覗
かめのぞき
水色
みずいろ
浅葱
あさぎ
縹
はなだ
藍
あい
紺
こん
※色をホバー(タップ)すると背景色と説明が変わります
一度染めれば、空の色。
五度染めれば、海の色。
十五度染めれば、夜の色。
でも、同じ「五度」でも、昨日と今日では違う色になる。
それが、生きている染料の証です。
奈良時代
8世紀
大陸から藍染の技術が伝わる。貴族の衣服に使われ始める。
平安時代
9〜12世紀
「縹(はなだ)」と呼ばれ、高貴な色として珍重される。
鎌倉・室町時代
12〜16世紀
武士の間で広まる。藍染の鎧下が重宝される。
江戸時代
17〜19世紀
庶民に広がり、黄金期を迎える。「天然灰汁発酵建て」の技法が確立。
明治以降
19世紀〜
化学染料の登場で、天然藍は衰退。しかし、伝統を守る職人たちが継承。
現在
21世紀
天然灰汁発酵建てを行う職人は、全国でもごくわずか。400年の技術が、今も息づいている。
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LIVING COLOR
藍甕の中には、数億の微生物がいます。
彼らが藍を発酵させ、
布を染められる状態にしてくれる。
私は、その手伝いをしているだけ。
化学薬品? 使いません。
スイッチひとつで動く機械? ありません。
あるのは、
蒅(すくも)と、灰汁と、微生物と、
毎日の対話だけ。
MY CRAFT
師匠から受け継いだ教えが、ふたつあります。
「身体によい物で、家族のために作るように」
「美しい心が美しい色を染める」
30年以上、この言葉を胸に染めてきました。
効率より、質を。
速さより、深さを。
売れるものより、届けたいものを。
一枚一枚、
「あなたの大切な人に届くのだ」と思いながら
染めています。
PHILOSOPHY
ある日、気づいたことがあります。
私は藍を「使っている」のではない。
藍と「共に生きている」のだと。
微生物が働き、
空気に触れ、
色が生まれる。
私はその営みに、少しだけ手を添えているだけ。
自然も人間も、ひとつ。
COMMITMENT
私の藍染は、届いてからが始まりです。
使い込むほどに、洗うほどに、
色は深みと味わいを増していく。
「色が育つ」と言います。
だから私は、長いお付き合いをしたいのです。
MESSAGE
このページを最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。
私の藍染は、商品ではありません。
自然との繋がりを思い出すための、
古くて新しい小さな入り口です。
手に取ったとき、
あなたの暮らしに、
自然のリズムが少しだけ戻ってくる。
そうなれたら、嬉しく思います。
あなただけの藍色を、一緒に育てませんか。
— Indigo Handz